教養学部とゼミ対抗討論会を行いました

政治経済学部経済学科の小中山彰教授と教養学部人間環境学科社会環境課程の落合由紀子准教授のゼミに所属する3年次生が12月3日、湘南キャンパス3号館9階のディベートルームで「ゼミ対抗討論会」を行いました。これは経済と環境という異なる分野を研究している者同士が、学部の枠を越えてさまざまな出来事について意見を闘わせるもので、毎年1回実施しています。「肯定」「否定」という立場を明確にして議論することで、多角的な視点を養うとともに、論理的思考能力や議論能力を身に付けることを目的としています。

9回目となる今回は討論会のテーマに「ダム建設の中止」「日本の食料自給率」「家庭ごみの収集の有料化」「法人税引き下げ」など日々のニュースで接する身近な話題を設定。小中山ゼミ18名、落合ゼミ12名が参加しました。小中山ゼミでは、テーマごとに4チームに分かれ、10月から調査・研究を開始。論理の組み立てや相手の立論への反論などについて議論を重ね、11月半ばには自分たちの立場や考えを表明するポジショニングペーパーや質問状を落合ゼミと交換しました。

討論会当日は、グラフや資料をスクリーンに表示しながら、「肯定」「否定」の立場でそれぞれのチームの意見を発表。反対尋問や作戦タイムを設け、議論を展開しながら各チームが最終立論を提示しました。傍聴した学生からも発表チームの意見について活発な質問が相次ぎ、有意義な討論会となりました。

【ゼミ討論会のテーマ】
「ダム建設は中止するべきである」
「日本は食料自給率を高めるべきである」
「家庭ゴミの収集を有料化(ゴミの量に応じて料金を徴収)すべきである」
「法人税は引き下げるべきである」