経済・経営学科賞・同窓会会長賞の授賞式を行いました

 

政治経済学部では、建学祭期間中の11月3日に湘南キャンパス3号館で「第2回 経済・経営学科賞、本学部同窓会会長賞授賞式」と、受賞学生の中でも特に優秀な学生による論文発表会を開催しました。当日は本学部同窓会総会も開催され、多くの同窓生も聴講しました。各賞は、学生自らが日ごろから社会の動きや変化に関して学び、実社会に即した専門領域を通じて「社会力」を身につける学修成果の検証を目的に、2010年度から設立されたものです。経済・経営各学科の全学生を対象に論文を募集し、審査を経て各学科賞(各学年で2〜3グループ)と同窓会会長賞(各学年1グループ)を選考しました(受賞者は下記の学生)。

当日は本学部同窓会の押田良光会長が該当する学生に賞状と記念品を授与。続いて受賞学生の中から経済学科賞を受賞した学生2グループと経営学科賞を受賞した1グループが、該当論文に基づいて日ごろの学修成果を発表しました。会場からは、電子取引や新興国のマーケット、欧州債務危機に関する時事的な観点からの質問が寄せられ、学生たちは考えながら懸命に答えていました。各賞の選考や論文発表会の運営を務めた経済学科主任の小崎敏男教授は、「今回は、特にBOPビジネスなどに関する新しい企業の課題について考察を深めた発表もあり、全体的にレベルの向上が感じられる発表でした」と評価しています。

各賞受賞者(※学年は2011年度時。敬称略)

政治経済学部同窓会会長賞

4年次生
  「Linking Remittances with Microfinance : To Maximize the Impact on Poverty Reduction」
  舘林真一
3年次生
  「日本の人事制度と今後の企業の人事について」
  奥山貴裕
2年次生
  「欧州債務危機における金融安定化策と改善案の提示」
  (発表)望月達也・三浦大地・小俣 開・樋沢亜稀


経済学科賞

4年次生
  「多国籍企業の租税回避問題と日本の税務当局の対応」
  熊倉みゆき
  「八百長の経済学〜大相撲の八百長を例にして〜」
  吉田渉
  「陸上競技の100m競争におけるルール改正の妥当性について」
  野田裕太
3年次生
  「経済政策を歪める一票の格差と比例代表並立制」
  山本有二・中三川賢祐・竹内真也・谷口絢香・村田美帆・井出紗矢香
  「法人税は引き下げるべきでない」
  和田理恵子・田山陸・福田玄樹
  「経済政策と正義〜手続き的善を満たす選挙制度〜」
  井上竜太・野間蓉平・横塚彩奈・高山美咲・天川渉
2年次生
  「TPP加入後のがん保険市場における日本の保険会社がとるべき戦略」
  千葉智広・渋谷美香・中務純
  「ユーロネクストの統合から東証・大証の統合を探る」
  (発表)中井川郷・池沼風我・高橋香毅・井塚拓也
  「高齢者就業の課題〜労働人口を増加させるために〜」
  梅澤愛結美

経営学科賞

4年次生
「いすみ鉄道を通して見るローカル線の活性化」
増井裕彰
3年次生
「ガソリンスタンド業界の現状と経営戦略」
柏倉佑樹
1年次生
「BOPビジネスへの投資」
(発表)北口理、湯浅哲郎、吉田将大
※BOP(Base of the Pyramid)=世界の所得別人口構成の中で最も収入が低い所得層を指す言葉