教養学部人間環境学科の学生とゼミ対抗討論会を行いました


政治経済学部では、1月16日に湘南キャンパス14号館で就職セミナー「警察官を目ざす皆さんへ」(本学部・本学部同窓会共同企画)を開催しました。これは、警察官を目指している学生を主な対象に、本学部卒業生の警視庁OBや現役警察官、警察官採用試験合格者(2013年度卒業予定者)を講師に招き、警察官の仕事内容や試験対策などについて理解を深めてもらう目的で開催したものです。

 

冒頭で、まず前田成東学部長が「日ごろから熱心に活動している本学部同窓会の皆さんの協力を得て、在学生を支援するために企画したものです。質疑応答の時間もありますので、このような貴重な機会を有意義に活用してください」とセミナーの趣旨を説明しました。

 

セミナーではまず、本学部同窓会会長で警視庁OBの押田良光氏が登壇。「同窓会は皆さんを支援するための活動として、今後も交流会などを企画していきます」とあいさつしました。押田会長は、「警察官として37年(OBとして顧みて)」と題して、自らの経歴をはじめ警察官の多様な職務や責任などについて説明。「行政の一翼を担う警察は公共の利益を守るために、どのような部署に配属されても期待に応えられるよう自分を鍛えて準備しておくことが必要です。また、立ち向かう勇気も大切ですから、面接試験では使命感を持って警察官を目指しているかが判断されます」と語り、後輩に向けて「日ごろから新聞を読むなどして、時事的なことに関心を持つよう心がけてください」とアドバイスしました。

 

次に登壇した警視庁生活安全部少年育成課江戸川少年センターの濱口彰宏所長は、警察官の業務や青少年の健全育成のための具体的な活動などについて紹介。「警察にはさまざまな業務があり、本人のやる気によって思いがけない活躍の場があります。面接では、警察官になりたいという熱意や自らの正義感を、自分の言葉でアピールしてください」と話しました。

 

最後に本学部4年次生で、今年度の警察官採用試験に合格した竹内崇朗さんと平井杏奈さんが登場し、それぞれの志望動機や試験のポイント、将来の抱負を話しました。二人は「学力試験だけでなく論文試験や口頭試験もあるので、普段から大学での課題や授業に真剣に取り組むことが大切です。同じ目標を持つ仲間と励まし合いながら勉強すると、モチベーションも上がります」「同じ問題を繰り返しやることや苦手分野をなくすことがポイント。とにかく焦らず、後悔しない就職活動をしてください」とエールを送りました。

 

最後の質疑応答では、「警察官になって大変だったこと」「スポーツはやっていたほうがいいか」「卒業論文について」など、参加した学生から熱心に質問が寄せられました。