SMBC日興証券の会長を招いて公開講座を開催しました

政治経済学部では1月23日に湘南キャンパスで、SMBC日興証券株式会社の相亰重信代表取締役会長を迎え、公開講座「株式の基礎」を開催しました。本講座は、社会で活躍している多彩な分野の第一人者を講師に招き、本学の全学生を対象に「社会で今、何が起きているのか」を学んでもらうとともに、地域貢献の一環として学外にも公開しているものです。変動の激しい経済状況の中、多様化する顧客のニーズに対応しようとする証券会社の最前線を知ろうと、約150名の学生や教職員が聴講しました。

相亰会長は、株式と借入による資金調達の違いについて財務諸表例を使って説明。新規株式公開には信用力や資金調達力が向上するメリットがある反面、株主や投資家への説明責任や上場維持のための対策が求められ、企業買収などのリスクが伴うことなどを実例を挙げて解説しました。また、同社では人事部長をはじめ45名の本学卒業生が活躍していることを紹介。「お金を扱う仕事ですから信用が第一です。そのためには株式や証券取引に関する多くのことを学び、聞き上手になって顧客のニーズを的確に把握すること。誠実さと正しい知識を持って相談に応じることが大切です」と証券会社の営業スタッフに求められる資質について語り、就職を目指す学生にエールを送りました。

参加した学生は「就職活動の際に企業を知る上でも、株の知識は大切だと感じました」「株式が身近に感じられるようになりました。経済関連のニュースにさらに関心を持ちたいと思います」などと感想を語っていました。