平塚市主催セミナーのパネルディスカッションに登壇しました

政治経済学部経営学科の亀岡京子准教授とゼミに所属する学生7名が、湘南キャンパスで1月26日に開催された平塚市産業活性化セミナー「平塚市ビジネスケースプロジェクト〜ケース1.株式会社トノックスの経営〜」のパネルディスカッションに登壇しました。これは、独自技術を持つ優れた市内の企業を紹介することを目的に、平塚市が本学部と神奈川大学経営学部と協力して進めている「平塚市ビジネスケースプロジェクト」の一環で行われたものです。同プロジェクトでは今年度、特殊車両メーカーの株式会社トノックスを両大学の学生が訪問して聞き取り調査を行うなどの活動を展開してきました。今回のセミナーは聞き取り調査の成果を報告して企業発展の転機を経営学の視点から議論するとともに、市の活性化策を考えることが目的で、学生のほか市民や平塚市工業連合会、株式会社トノックスの社員とOB、企業の研究員ら約50名が参加しました。


セミナーでは、まず平塚市産業振興部産業振興課の担当者が「平塚市ビジネスケースプロジェクトのご紹介〜企業情報の集積を通じた知的ネットワークの構築を目指して」と題して講演。その中で、大学に対して「経営学の視点、若者の視点、知的ネットワークの拠点としての役割を果たしてくれることを期待しています」と語りました。


パネルディスカッションでは、トノックス経営企画室の鈴木一浩室長が会社の沿革や事業内容などを説明した上で、「経営学的に分析してもらい企業運営の意思決定に生かしたい」と話しました。続いて、神奈川大学の行川一郎教授が、聞き取り調査をもとに過去、現在、未来に分けて報告。続いて亀岡教授とゼミ生が今回の企業訪問の成果をもとに、事業承継の方法や、同社が現在力を入れている特殊車両製造や薄膜太陽光ビジネスなどのビジネスの概要、企業発展の転機を紹介しました。


登壇した学生は、「ホームページだけでは知りえないプロ意識に触れられたほか、企業間取引を主体にしたビジネスでもサービス精神を大切にしながら、顧客となる企業と接するよう心がけていることを学ぶ機会になりました。就職した後には同社の姿勢を見習いたい」「就職活動で訪問するのとは違い、同じゼミの仲間とともに訪問したので多様な視点を得られました」などと成果を語りました。