宝塚古墳から見た日の出 春秋分に神島、当時に伊勢神宮
媒体名:伊勢新聞
掲載日:2017年11月20日
太陽が真東から昇り真西に沈む春秋分、松阪市宝塚町の宝塚古墳から望むと、鳥羽市の離島・神島から朝日が昇り、夕日が堀坂山(松阪市)に沈み、冬至の日の出は東西線の約30度南で、そこは伊勢神宮の内宮に当たるなど、岐阜県関市の元高校教員、尾関章氏が位置関係を突き止め、昨年10月に論文を発表したと伝えるとともに、太陽が演出する風景はパソコンソフトで容易に検証でき、考古学研究は一変していることを伝える中で、学会では東海大学の北條芳隆教授が今年5月、「古墳の方位と太陽」(同成社)を刊行したことを取り上げる記事が掲載された。