腸内細菌叢の異常が神経性やせ症に関係 体重増加不良・不安様行動を誘発

媒体名:科学新聞/
掲載日:2019年09月13日

肥満への極度の恐怖や、やせることへの強いこだわりなどによる摂食障害によって、極度の低体重を呈する神経性やせ症は、有効な治療法が限られており、病態の解明や新たな治療法の開発が喫緊の課題となっていることを伝えるとともに、九州大学病院の波夛伴和助教授、九州大学大学院医学研究班の須藤信行教授の研究グループは、東海大学医学部の感染症学教室、精神科学教室と共同で、腸内細菌叢の異常が神経性やせ症の病態に関与することを明らかにしたと伝える記事が掲載された。