馬産地・尾駮の牧「実在した」 研究会総括フォーラム 六ヶ所

媒体名:東奥日報
掲載日:2019年09月16日

六ヶ所村は平安時代、名馬の産地「尾駮(おぶち)の牧」だった─との説を検証してきた「六ヶ所村『尾駮の牧』歴史研究会」は8日、同村のスワニーで研究成果の総括フォーラムを開催し、尾駮の牧は村内に実在したと結論づけたことを伝えるとともに、松本建速・東海大学教授は、村内に集落遺跡ができた時期や、人間の生活跡からしか生じない微粒炭の分布を根拠に「馬飼いが9世紀後半、津軽から六ヶ所村に移住した」と延べ、馬産地である説を補強したと紹介する記事が掲載された。