文学史上の『狭衣物語』を「物語的なもの」から距離をとる「反物語」として評価 鈴木泰恵著 狭衣物語 モノガタリの彼方へ

媒体名:図書新聞
掲載日:2023年02月18日

本書は『狭衣物語』を主な研究対象とする日本文学研究者、鈴木泰恵氏の二冊目の単著であると紹介するとともに、最初の単著『狭衣物語/批評』(翰林書房、2007年)以降に書かれた論考をバラバラのまま埋もれさせず、このような形で世に送り出した著者の同僚、東海大学の諸氏に敬意と謝意を表すると取り上げる記事が掲載された。