2016年度テニュアトラック教員
(卓越研究員制度による)の公募について
2016年4月
東海大学創造科学技術研究機構
記
東海大学(以下、「本学」という。)創造科学技術研究機構では、文部科学省の卓越研究員制度に基づき2016年度後半に着任予定のテニュアトラック教員1名を募集致します。
既存の学問領域の枠にとらわれず、学際的でかつ国際的な視野からの研究を遂行し、かつ、次世代の人材育成を担えるリーダー型研究者1名を人文科学分野として募集します。
採用当初は創造科学技術研究機構に所属しますが、将来的には人文系付置研究所もしくは文学部に所属することを見据え、人文科学分野でとくに日欧関係を主軸に据えた歴史学系分野の研究者を対象とします。同時に、本学での文明研究の推進という観点から、日欧交流をふまえた人間と社会、文化、自然の関係性を通時的および共時的に研究を推進し、いわば「超領域人文学」(既存の学問体系に捉われず、人間・社会・自然を総合的に論じる学際研究)あるいは「環境人文学」(人間と自然をめぐる問題への人文学の役割を論じる研究)分野を視野に入れた教育と研究を担い、国際的に活躍ができる研究者を募集します。なお、職種は准教授または講師で、着任時期は2016年度後半を予定しています。
なお、本公募は、文部科学省の卓越研究員制度に則って実施されますので、2016年4月11日から同年5月9日の期間に申請書(様式3~5)および評価書(様式6)の提出をe-Rad(http://www.e-rad.go.jp)を通じて行ってください。
原則的に3年度目の中間審査、または以降5年度目までの厳格な審査(5年度目最終審査)で適格と認められたテニュアトラック教員は、本人の専門性を生かした本学の学部等において、専任教員として採用されます。詳細については下記をご確認ください。
募集人員
テニュアトラック教員1名
※学内委員会での厳正な審査により、講師または准教授の身分を決定します。
所属
東海大学創造科学技術研究機構
研究分野
- 環境人文学分野・超領域人文学分野などに関わる研究分野
※1環境人文学:人間と自然・環境をめぐる問題を考えるための人文学の役割についての研究分野
※2超領域人文学:既存の人文学の学問体系に捉われず、人間・社会・自然を総合的に論じる学際研究の新分野
応募資格
- 卓越研究員候補者として選考されたもの。
- 本公募への公募と並行して、文部科学省が行う「卓越研究員事業」に申請することを、応募要件の一つとします。(平成28年4月11日申請受付開始)
- 文部科学省卓越研究員事業のホームページのURL: http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm
任用期間
2016年後半から2021年3月31日までとし、契約は単年度契約とします。(専任教員への登用も参照のこと)
提出書類
文部科学省の卓越研究員選考委員会にて決定した候補者については、本学の選考のために、後日以下の書類をご提出ください。
- 卓越研究員事業 申請書様式3、様式4、様式5(文部科学省卓越研究員制度の申請に提出した書類
- 卓越研究員事業 評価書様式6(同上)
- 主要な論文3編の別刷 (コピー、PDFでも可)
- その他、審査の過程で追加の書類提出を求めることがあります。
※提出書類は原則として返却いたしません。
提出期限・提出方法
提出期限は、文部科学省または審査事業者より卓越研究員の候補者の情報の通知があり次第個別に連絡します。応募資料を提出期限までに、本学創造科学技術研究機構宛に送付して下さい。メールによる送付と共に提出資料原本(応募用紙紙媒体出力並びに提出資料紙媒体出力)を、下記提出先へ提出期限内に配達が証明できる方法(特定記録・小包・簡易書留・宅配便など)で送付してください。
資料原本を提出する際は、封筒の表に「卓越研究員応募」と朱書きしてください。
メール送信の際は、件名の最初に「卓越研究員応募」と必ず明記してください。なお、提出期間内に申請書類等が提出されない場合は、審査対象外とします。
【郵送先】
東海大学創造科学技術研究機構
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
Phone:0463-50-2532
Facsimile:0463-50-2478
e-mail:iist-office@tsc.u-tokai.ac.jp
選考
文部科学省が選定する審査を実施する事業者が行う書面審査および面接審査の結果に基づき文部科学省が決定した卓越研究員について、本学を希望している研究者に対して本学が書面審査・面接を行い、その上で雇用調整が行われます。
- 書面審査
書面審査の結果は個別に連絡します。 - 面接審査(面接・プレゼンテーション)審査(2016年7月以降順次実施予定)
- 英語で実施します。
- 特に自ら獲得した大型研究費による研究を実施している場合や、大型の研究費を申請中あるいは申請計画中の方は、その研究計画もプレゼンテーションに盛り込んでください。
- 対象者には、後日個別に連絡します。
- 旅費・滞在費等は応募者の自己負担とします。
職務
- 応募時に提出した研究計画書に基づく研究活動
- 研究分野に関連する学部・大学院での授業の一部を担当(英語によるものを含みます)
- 大学院生(留学生を含みます)の研究指導・論文指導
- 研究論文の執筆および公表
- 国際会議を含む学術講演会での発表
- 外部資金の積極的な獲得活動(雇用期間中に、競争的研究資金の研究実施にエフォートを割くことができます。)
- 創造科学技術研究機構の運営への貢献
- 創造科学技術研究機構が主催または共催するシンポジウム等での発信
- その他、創造科学技術研究機構長が必要と認めた業務
勤務条件
- 勤務場所は基本的に本学の湘南キャンパスです。
(http://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/) - 海外在住の応募者については、必要に応じて居住の確保を支援します。
- 就業に関しては学校法人東海大学の諸規則が適用されます。
- 職務で発生した発明等については、学校法人東海大学知的財産権取扱規程並びに学校法人東海大学知的財産権取扱規程実施細則によるものとします。
給与
年俸制 本学の規定により支給します。
研究支援等
- 卓越研究員として採択された場合、採択後1~2年度目に限り、各年度400万円を上限として、研究費の支援が受けられます。なお、卓越研究員としての該当者がいなかった場合には本公募は実施いたしません。また、雇用調整がつかなかった場合には採用に至らない場合があります。
- 20平方メートル程度の研究スペース
- メンター教員やサポートスタッフによる支援
- 女性研究者の受け入れ態勢を整備
専任教員への登用
今回採用されるテニュアトラック教員は、3年度目の中間審査、または以降に本人申請により5年度目までに行う厳格な審査(5年度目最終審査)で適格と認められた場合、本学の専任の講師または准教授、格段に優れている場合は専任教授として採用されます。このとき、専門の研究分野を生かすことのできる本学の学部等(原則文学部あるいは研究所)に所属することになります。最終審査で適格と認められた場合は2021年4月より専任となりますが、5年度目終了時に満たない場合でも、特筆すべき業績を挙げた場合は、専任採用が検討されます。
問合せ方法
本公募に関して質問がある場合はメールにてお問い合わせ下さい。
問合せ先
東海大学創造科学技術研究機構
Phone:0463-50-2532
Facsimile:0463-50-2478
E-mail:iist-office@tsc.u-tokai.ac.jp
Q&Aはこちらから