政治経済学部の今

社会への関心を喚起するリアリティある実践的学習

 政治経済学部では、リアリティのある実践教育を展開しています。政治・経済・経営は、いずれもきわめて社会性の高い「実学」です。理論だけを学んでいても、実践に生かすことはできません。そのため、現場でのフィールドワークを重視し、カリキュラムの中には、企業見学やインターンシップなどの実習・演習を豊富に採用しています。「政治経済学部NPO・NGOセンター」は、そうした実践教育の象徴的な存在で、政治学科の学生が行政現場を体験する自治体インターンシップや、学生と地域住民との相互連携的なボランティア活動などを行っています。こうした活動を通して、学生自身がより、社会を身近に感じ、関心を高められるような教育に力を注いでいます。

1年次から4年次まできめ細かい学習指導を

 1年次には、まだわからないことが多いため、ノートの取り方やレポートの書き方、発表や専門科目の勉強の方法、図書館の利用方法など、大学での勉強に必要なさまざまなことを丁寧に教えます。また、金融・製造・サービス業、公務員などに関する講習や、OB・OGによるシンポジウムなどを通して、1年次から社会を見つめる機会があります。2年次以降にも、キャリア・ディベロップメントに関する講習やセミナーを開講しています。特に、就職活動を控えた3年次には政治経済学部学生限定の就職支援セミナーを開いて、企業研修などの人材開発を専門とする講師から就職活動に必要な知識を学ぶことができます。

ひとり1台のパソコンでIT教育を充実

 IT教育の実践のために、政治経済学部では全学生を対象にノートパソコンを入学時から4年間貸与しています。これは本学部学生のITリテラシー向上に大きな効果をもたらしています。実際にコンピュータを操作する能力は、現在においては一層必要性を増しています。授業ではコンピュータの活用技術や情報の収集、分析、プレゼンテーション方法などについて学びます。それらで培われた能力をほかの授業のレポート作成や就職活動に役立て、スキルアップをはかることができます。今後もIT教育を充実させることで、現代情報社会の最前線で活躍できる人材の育成に取り組んでいきます。