活躍する卒業生
2011年10月10日(月・祝)16:50〜18:20東海大学湘南校舎11号館402教室において、経済学科1年次生の必修科目である「現代経済入門2」において、「実社会に出て何が待っているか」をテーマに地方自治体・各産業に従事する本学卒業生とコーディネーター役の経済学科教員とパネルディスカッション形式にて、シンポジウムを行ないました。
自己紹介の後、業種への志望理由・魅力・将来の可能性、就職してから仕事の上で痛感されたことやこれまでの社会経験から社会人として必要なことは何か、学生時代に何をしておくかを講演されました。
次に岩崎さんの大学時代のことや就職してからのエピソード、後輩へのアドバイスを紹介させていただきます。
政治経済学部同窓会事務局
岩崎 央さん 政治経済学部 経済学科 1996年卒業
学生時代
授業は休むことなく出席しておりました。仲間のおかげだと思っています。テスト前には必至に勉強しましたが、それ以外には勉強した思い出が残っていません。但し、今思うとホームページにも載っておりますが、経済の“感覚”は身についたのではないかと自負しています。
課外活動では、サークルには入っておりませんでしたので、高校時代に築き上げた他校の仲間とよく活動しておりました。社会人のサッカーチームにも所属しており、有意義な生活を送ることができました。
就職してから
1.商社時代:化合物半導体(高速ICに使用する結晶基板)や
酸化物結晶基板(携帯電話の電子部品に使用する基板)の販売
特に力を入れていたのは、韓国からの酸化物結晶の輸入であり、日本総代理店契約を締結し、日本の電子部品メーカーに新規開拓営業を行いました。同酸化物結晶の競合メーカーは全て日本メーカーであったため、お客様に信用されることが非常に難しく大変でありましたが、所属していた会社が一部上場していることに加え、韓国品でも品質の高さをアピールすることが出来き、一定の販売をすることに成功しました。
2.2006年に現職である機能性化学品メーカーに転職
商社時代にメーカーの重要性を感じており、B to Bを商社抜きで行える営業になることを目標にメーカーに転職しました。転職後は、80%海外輸出営業がメインとなり、米国支店の設立や欧州パートナーとの契約を行い、現在は欧州を中心に営業活動を行っています。
直接欧米の顧客と折衝を行うわけですが、やはり言葉の壁には苦労しておりますので英語をしっかりと勉強しておけばよかったと後悔しております。
在学中の皆さまへ
社会に出てからは、学閥等は関係ないとはいえ、そこにハードルがあることに間違いはありません。特に付属の学生は、受験勉強をしていないわけですから、その差は歴然とあるわけです。
大学4年間を長いものと考えずに、あっという間に過ぎてしまう貴重な時間であると理解していただき、是非とも一日のうち、登下校時だけでもいいので勉学に励んでもらえると必ず未来は大きく広がります。
日本は世界に誇れる国です。日本代表として頑張りましょう。