東京スカイツリーの広報担当者を招き公開講座を開催

 

政治経済学部では7月9日に湘南キャンパスで、東武タワースカイツリー株式会社の広報宣伝部・統括リーダーを務める小杉真名美氏(本学体育学部卒)と人材コンサルタントの石毛利雄氏を招き、公開講座「東京スカイツリーと私」を開催しました。会場には、日本中が関心を寄せる大規模プロジェクトの広報宣伝を一手に担う小杉氏の話を聞こうと、400名をこえる学生や教職員が集まりました。本講座は、多彩な分野の第一線で活躍している社会人を講師に招き、東海大学の全学生を対象に「社会で今、何が起きているのか」を学んでもらうとともに、地域貢献の一環として学外にも公開しているものです。

石毛氏が聞き手となり、対談形式で進められた講座で小杉氏は、学生時代に打ち込んだバスケットボールの話や大学卒業後に留学したカナダでの思い出、また、帰国してから映画のライセンス事業やキャラクターのプロモーションなど、さまざまな仕事を精力的に手がけてきた体験話を披露。「自ら行動を起こし、チャレンジを続ければ周囲の空気が変わってくる。やってみて無駄なことは何ひとつありません」と力強く語りました。

また、2009年7月に東武スカイツリー株式会社に入社してからの話では、地元とのコミュニケーションや200社近くの企業と1000種類をこえるライセンス商品の契約を結び広報を手がけている現在の仕事や、内外の要人をアテンドした折の秘話など、貴重なエピソードも紹介。「オープンがスタート。お客さまの笑顔を見ると、また頑張る意欲が湧いてきます。行動を起こせば必ず誰かが見ていてくれますから、人と人とのつながりを大切に努力を続けてください」と学生たちにエールを送りました。石毛氏は、「小杉さんは、いつも思いやりの心で人の話をよく聞いてくれる人。社会が皆さんに求めるのは、コミュニケーション能力とチャレンジ精神です。ぜひ、先輩のあとに続いてください」と結びました。

講演終了後は、会場から「プロジェクトで強いチームを作る秘訣は?」「リーダーとして部下に指示を出す上で注意していることは?」「これからチャレンジしたいことは?」など、多くの質問が飛び出し、小杉氏はひとつひとつ丁寧に答えてくれました。参加した学生からは、「注目を浴びているプロジェクトのリーダーから直接話を聞ける貴重な機会でした。社会に出たらこのような人の下で働きたいです」「大きなことを成し遂げるには、大変な苦労もあるとあらためて知りました。参考になりました」などの感想が聞かれました。