金城教授が「科研費」審査委員の表彰を受けました

 

政治経済学部経済学科の金城盛彦教授が、このほど独立行政法人日本学術振興会から平成24年度「科学研究費助成事業(科研費)」審査委員の表彰を受け、11月29日に湘南キャンパスで髙野二郎学長から表彰状と記念品が伝達されました。なお、本学教員の受賞は初めてのことです。

学術研究の振興を目的とした科研費の審査は、第1段審査(書面審査)と第2段審査(合議審査)の2段階の査読によって行われています。日本学術振興会では審査の質を高めていくことを目的に、同会のシンクタンクである学術システム研究センターで審査の検証を行い、その結果に基づいて模範となる審査意見を付した審査委員を選考して表彰しています。今年度は、約5,000名の第1段審査(書面審査)委員の中から115名が選ばれました。

今回の受賞について金城教授は、「審査委員になって2年目ですが、無我夢中で審査をしていた1年目と比べると、落ち着いてじっくりと審査ができたのではないかと思っています。書面審査では私の専門である環境経済学以外のテーマも審査しなければならないのですが、その際、これまで自分の専門に捉われずに学んできた経験がベースとなって、幅広い視野で審査することができたのではないかと、自分なりに考えています。また、審査が日本の学術研究振興の一端を担っているのだとの認識をもって臨んだことも功を奏したのかもしれません」と受賞の喜びを語っています。

また、政治経済学部の小中山彰学部長は「金城教授の受賞は、本学部にとっても大変喜ばしいことです。これを励みに、本学の社会科学系の教員による科研費の採択が増えるように、私たちも頑張っていきたい」と話しています。