経済学科に林良平講師が着任しました政治経済学部経済学科に今年度から、林良平講師が着任しました。林講師は、『合理的な経済人』などこれまでの経済学がモデルとしていた人間を前提とせず、『生身の人間』を対象として、置かれた状況や行動、その結果を究明する行動経済学が専門です。特に、教育や労働、スポーツなどのデータを用い、ともに働く同僚や友人の生産性が自らの生産性に与える影響や、スポーツにおけるライバル関係が影響し合う効果を指す「ピア効果」にスポットを当てた研究に取り組んでいます。大学までは水泳の競技者として活躍し、卒業後はモンゴルナショナルチームなどのコーチを務めた経歴を生かして、日本国内で行われる競泳の大会で記録されたおよそ600万件におよぶデータを用いた研究を展開。ある選手が試合に臨んだ時に両隣に他の選手がいる場合と片方のみいる場合のタイムの違いや、タイムの早い選手と遅い選手が並んだ場合の影響などについて分析しています。また、それらの研究成果をもとに企業などの職場で同僚の能力が各個人にどのような影響を与えるのかといった課題への応用にも取り組んでいます。
(出典:東海大学オフィシャルサイト 政治経済学部ニュース)
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