キャンパス便り (12)

東海大学医療技術短期大学

学生たちが熊本地震の被災地を支援するための募金活動を行っています

「平成28年熊本地震」で被災した東海大学の熊本、阿蘇両キャンパスの学生を支援しようと、東海大学医療技術短期大学の「長野県人会」に所属する学生の発案により募金活動を始めました。事務室前に募金箱を設置し、協力を呼びかけています。

「長野県人会」は、故郷を離れて一人暮らしをしている長野県出身の学生たちが、ともに励まし合い、協力し合おうと組織したグループで、教員も所属しています。募金を発案したのは2年生の生澤佑希さんと今井彩良さん、岡部悠斗さんの3名。ともに東海大学付属第三高校(現・諏訪高校)の卒業生でもある3名は、親元を遠く離れて暮らす中で被災した、熊本、阿蘇キャンパスの学生たちの不安な思いに共感。「自分たちも支援活動をしたい」と同県人会の望月好子教授や千葉美果講師に相談し、募金を呼びかけることを決めました。

「被災した阿蘇キャンパスや学生アパートの様子をテレビで見て、ショックを受けました」と、リーダーの生澤さん。「何か支援できることはないかと考え、募金活動について今井さんと岡部さんに相談しました」。話を聞いた今井さんは、「農学部には高校の同窓生や先輩がいる。ぜひとも応援したい」と賛同。岡部さんも「今、できることから始めよう」と募金箱を手作りしました。

今井さんらは4月28日に開催された「学生会総会」で、全学生に募金への協力をアピール。中には、休み時間に募金箱を持って教室内を回るなど、積極的に行動する学生も現れたといいます。今井さんは、「学生だけでなく先生方や事務室の皆さんも賛同してくださって、医療短大が一丸となって取り組んでいると感じています。少しでも被災した皆さんの助けになればうれしい」と話しています。なお、集まった支援金は「学校法人東海大学熊本地震義援募金」に送り、被災した学生たちの就学・生活支援、教育環境の回復などに役立ててもらう予定です。