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テニュアトラックとは

メンター研究者養成システム・若手研究者育成システムの構築

文部科学省が公募する平成22年度科学技術振興調整費(現 科学技術人材育成費補助金)「若手研究者の自立的研究環境整備促進」プログラムにおいて、東海大学の提案「国際的研究者を育て得るメンター研究者養成」が採択されました。

本学は、論文被引用件数の高い教員の数に関して、わが国の私立大学中、5位に位置するなど、研究に重点を置く学府となっています。殊に医学分野では、ゲノム科学、再生医療、創薬モデル開発で国際レベルの研究が展開されており、また今回提案の“メンター”モデルの教授を他に先駆けて養成して来た実績があります。

本プログラムでは、実力を持つ若手研究者(テニュアトラック教員)を国際公募し、本学独自の“メンター”モデルとテニュアトラックとを融合させた運営・実施を行います。また、若手研究者の研究サポート及びテニュアトラックの管理運営等を行うため、「創造科学技術研究機構」を設置しました。
テニュアトラックの期間は創造科学技術研究機構に属し、研究室、事務業務支援、研究技術支援および初期設備費が支給される等、研究を進める上で理想的な環境の中で自己の能力を発展させることができます。また、期間中は留学(医学部門)を経験するプログラム構成となっています。
テニュアトラック期間中の研究者は必要に応じて教育(および診療)を免除するとともに、教育・研究に関する技術支援等を受けることができます。
専任就任後(テニュア取得後)は、学部・研究科に所属しつつ、奨励教員としてメンター研究者の育成を行うシステムの中核を担う人材として活躍が期待されます。