新年を迎えて

 明けましておめでとうございます。年頭にあたり同窓会会員の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。

 旧年11月、衆院の解散・総選挙に動き始めた時、OPECがサウジアラビア主導下原油生産目標を据え置く事を決定しました。米国シェール革命がもたらした原油の供給過剰、同じくFRBの量的緩和の終了とOPECの原油生産目標の決定は、原油安の流れを不動なものとしました。

 原油安は今年の政治・経済にどのような影響をもたらすのでしょうか?すでに原油輸出国のロシアはルーブルが売られ国家財政が窮地に陥りつつあると聞きます。米国のシェール企業はサウジアラビアの狙い通り価格競争に飲み込まれ淘汰が進むのでしょうか? 原油輸入国の中国は 浮いたマネーで世界を動かして行くのでしょうか? 日本では石油輸入代金の下落により、経済原則が働き、 再生エネルギーへの転換は進んで行くのでしょうか? 今年の政治経済は大きく動く予感がします。

 さて政治経済学部同窓会は、1月10日(土)の学部在学生との交流会をかわきりに行動を開始し、当初掲げた年間活動目標を履行する所存です。

 併せ来年は、学部創設50年の節目の年に当たりますので大学・先生方と協力し記念行事を考えております。

 役員一同同窓会の活動目標に向かって邁進致しますが、これも会員の皆様のご協力があって始めて実現するものです。

 本年も皆様方のご支援、ご鞭撻を賜りたくお願い申し上げます。


東海大学政治経済学部同窓会副会長
衛藤 譲二